人は見たいものだけを見ている〜RASとスコトーマの機能〜

脳の機能に、RASとスコトーマというものがあります。

RASは、Reticular Activating System=網様体賦活系(もうようたいふかつけい)というもので、焦点化を行い、スコトーマは、盲点をつくります。

脳は普段、全機能の3%しか使われていないと言われています。(ちなみにこれは、脳がよく使われている人の場合です)97%は使われていないということです。
理由も明快で、脳にはとてつもないパワーがあり、全機能を使うと、一瞬で餓死してしまうほどのエネルギーを使うからです。

そこで、RASの機能を使って、生きていくために重要性の高い情報だけがインプットされるように人間の脳はデザインされています。

例えば、車のベンツが欲しいと思ったら、急に街中にベンツがたくさん走っていることに気づいた。
これに似たような経験がある方は多いのではないでしょうか?

赤ちゃんが生まれたら、周りには急に赤ちゃんが増えたように感じたり、iPhoneを買ったら、iPhoneを持っている人がたくさんいることに気づいたり。

これが、RASが発火している感覚です。

これは、自分のマインドの重要性が変わった際に起こります。ビリーフシステムが変更されると、インプットした後のアウトプット(行動や認知)に変更がかかり、今まで見えていなかったものが見えるようになります。(これは魔法でも何でもなく脳の認知機能なのです)

ちなみに、スコトーマは盲点のことなので、身近にはあるんだけれども、見えないようにデザインされている脳機能のことです。

まとめると、ビリーフシステムによってRASが発火している部分だけが目の前に情報として現れていて、それ以外の部分はスコトーマになっているため見えないということです。

人は、無意識で見たいものだけ見ているというのがマインドのカラクリなのです。

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