僕が提供するコーチングとは何かー現状を突破し、〇〇を起こす

「ジャイアントキリング(大番狂せ)を起こす」

これをテーマに、自分の今のチームを飛躍させたい。

私が提供するコーチングは、

スポーツ指導者が自分の人生を賭けて、今の指導チームを変革し、結果を出したい。

そう心から望む方に向けて提供しています。

目次

コーチングとは

私が提供するコーチングは、自己啓発ではありません。

自分自身の成長に使うというような自己成長ツールではなく、ゴール設定することを通して決断し、ゴール達成するものです。

一人の大人として社会に価値提供するにあたり、スポーツ指導者の自分が、誰に何を提供する人物として生きるのか。

自分の果たしている機能とは何かを明確にし、真なる欲求に従ってゴールに向かって生きるのか。

それを決断し、真っ直ぐにそこに向かって生きるためのセッションです。

コーチングを受けて、今の職場での悩みを解決したいんだとか、マネージメントする立場になったからそれにコーチングって使えそうだから受けてみようかとか、ちょっと成長できそうかもとか、そういう方には向きません。

今、現状で想像できるような未来を壊し、新しい未来を創造する


そんな思いを強くもって、前進していく。

それを決断する覚悟をお持ちの方の伴走者としてサポートする。

それが私が提供するコーチングセッションです。

もやもやとした現状を抱えていて、それを絶対に突破するんだと。

現状を変えて、前に進んでいくんだと、そんな強い気持ちをもっている方に大きな効力をもたらします。

何がどう変わるのか

私が、私の脳みそで思いつくようなことに自分の人生のハンドルを渡すのをやめる。

Mindset ,inc.

これが私がコーチングを学んだ師匠が教えてくれた言葉です。

人生が、今の自分が思いつくようなものではなくなる。

コーチングを受けるとこう変わります。

今あなたの目で見えている景色は、現状のビリーフ(信念)によってつくられたものであって、だから現状の世界が生まれている。

これがマインドのカラクリです。

今の自分のビリーフで行動を選択すると、現状の結果が生まれ続ける。

スポーツ指導者のあなたは、ピンとくると思います。

指導している選手たちも、無意識で現状で良いと感じ、日々を過ごしているように見えませんか?

主体性をもって練習をしない選手には、この状況が起こりがちです。

それは、向かっている「ゴールがない」状態だからです。

ゴールがないと、進むべき道がわかりません。

「甲子園に行く」というゴールを設定した高校球児と「地区大会1勝」とゴール設定した高校球児では、練習する内容、マインドの状態が大きく変わります。

だから、「ゴール設定」をすることが最も大切なことですし、ゴールをどう設定するかは、もっと大切なことです。

僕は、スポーツ指導者にコーチングセッションを通して、ゴール設定をする中で、この「ゴールしか勝たん」という感覚、そして、そのゴールを科学的にも正しく設定し、ゴール達成していく過程全てを掴んでほしい。

そう思っています。

人のビリーフをどうやって変わるのかーマインドのカラクリー

① ビリーフシステム

まず、マインドのカラクリとして最も根幹の考え方が、人間は、何かのインプット(情報の入力)があった場合、必ずビリーフシステムを通してアウトプット(行動など)をしているということです。ビリーフシステムは重要性関数とも言い、自身の重要度が関数化されて並んでいるものです。

システム1(直感)とシステム2(意識的な思考)は、ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン氏の著書「ファスト&スロー」でも取り上げられている、脳の基本原理の一つ。

基本的に人間は、1日のほとんどのインプットをシステム1で処理し、アウトプット(行動)に移します。

朝起きてすぐに、トイレに行こうか、それとも水を先に飲むべきか。。いや、顔を洗った方が清潔になれるぞ!

迷う、。。

などということはなく、無意識で直感的に行動すると思います。

他にも、ホテルでの朝食の場面で、
「コーヒーと紅茶どちらにされますか?」
と聞かれた時には、「コーヒーで」などと直感的に回答をすることが多いのではないでしょうか。

直感的に無意識でのアウトプット(行動)によって、人生は構築されていると言っても過言ではなく、ビリーフシステムによって序列されているものの中から、考える間もなく行動選択し、アウトプットを出しています。そして、このシステム1はシステム2よりも遥かに強力なパワーを持ち合わせています。

わかりやすい例が「ミュラー・リヤー錯視」です。

2本の直線は全く同じ長さです。

同じ長さの2本の直線です。ここに、矢印を書き加えます。

どうでしょう。

全く同じ長さの2本の直線だと知っていても、上の方が長くみえませんか?

これが直感の力です。

答えを知っていても、脳の認知にはバグが出てしまいます。

それほどシステム1は強力で、この情報処理を行っているビリーフシステムを変更しない限りは、アウトプット(行動)は変わらず、人生も変わらないということなのです。

② RASとスコトーマ

脳の機能に、RASとスコトーマというものがあります。

RASは、Reticular Activating System=網様体賦活系(もうようたいふかつけい)というもので、焦点化を行い、スコトーマは、盲点をつくります。

脳は普段、全機能の3%しか使われていないと言われています。(ちなみにこれは、脳がよく使われている人の場合です)97%は使われていないということです。
理由も明快で、脳にはとてつもないパワーがあり、全機能を使うと、一瞬で餓死してしまうほどのエネルギーを使うからです。

そこで、RASの機能を使って、生きていくために重要性の高い情報だけがインプットされるようにデザインされています。

例えば、車のベンツが欲しいと思ったら、急に街中にベンツがたくさん走っていることに気づいた。
これに似たような経験がある方は多いのではないでしょうか?

赤ちゃんが生まれたら、周りには急に赤ちゃんが増えたように感じたり、iPhoneを買ったら、iPhoneを持っている人がたくさんいることに気づいたり。

これが、RASが発火している感覚です。

これは、自分のマインドの重要性が変わった際に起こります。ビリーフシステムが変更されると、インプットした後のアウトプット(行動や認知)に変更がかかり、今まで見えていなかったものが見えるようになります。

ちなみに、スコトーマは盲点のことなので、身近にはあるんだけれども、見えないようにデザインされている脳機能のことです。

まとめると、ビリーフシステムによってRASが発火している部分だけが目の前に情報として現れていて、それ以外の部分はスコトーマになっているため見えないということです。

白い部分がRASの機能でみえているところ。色付きの部分がスコトーマの機能によって見えていないところ。97%が見えていなくて、3%だけが見えている。見たいものだけを見ているのが人間のマインド。

③ コンフォートゾーン


人はコンフォートゾーンというものをもっています。

コンフォートゾーンとは、安心・安全で快適に過ごせるゾーンのことです。

例えば人体で言うと、平熱が36℃の人は、体温のコンフォートゾーンは36℃です。
80℃のサウナに入っても、大体36℃くらいを保つのではないでしょうか?
それは、その人にとってその体温が生きる上で快適だからです。

ただ、自然界的には、これは不自然です。80℃の場所に物体を置くと、その物体の温度も上がるはずです。しかし、人の体温は上がらない。

これがどういうことかというと、人にとって快適なコンフォートゾーンに戻るように、人体は大きなエネルギーを使っているということです。

自然界の原理原則で言えば、何もしなければそのまま体温は上がっていく。でも、そのままでは、安全に生きられなくなる。だから、36℃くらいをキープできるように、無意識で体温を下げようとする。

このコンフォートゾーンに戻ろうとする働きのことをホメオスタシスと言います。

ポイントは、「無意識で」というところで、人間は、考えなくても、コンフォートゾーンに戻ろうとするホメオスタシスのフィードバックがかかるということです。(サウナに入った時に、「体温よ、下がれ!」などと思ったことのある人はなかなかいないでしょうから)

ちなみにコンフォートゾーンから出るとパフォーマンスは下がります。スポーツで、ホームゲームでは強いのに、アウェーゲームでは弱いというのはよくある話で、それはコンフォートゾーンから出て選手のパフォーマンスが下がってしまうからです。体温でも、熱が上がりすぎたり下がりすぎたりすると、パフォーマンスは下がりますよね。

このコンフォートゾーンとホメオスタシスは、体だけでなく心、つまりマインドにも働くということが認知科学の分野では証明されていて、人間のマインドは必ずコンフォートゾーンに戻るようにホメオスタシスのフィードバックがかかるということが分かっています。

ちなみに、このコンフォートゾーンは、ビリーフシステム、つまり、重要性が高く、RASが発火しているものが集合したゾーンです。

つまり、ビリーフシステムの中でアウトプットがなされていくため、この現状もっているコンフォートゾーンの中にいる場合、人は成長しないというのが原理原則です。

じゃあ、どうやって人は成長するのかというと、コンフォートゾーンがズレた時に成長します。

新しくコンフォートゾーンを創りだすということです。

コンフォートゾーンは新しく生成できます。

例えば、映画をみている時なんかは、現実世界では椅子に座ってみているだけなのに、主人公が危機的な状況になったりすると、手に冷や汗をかいていたりします。

これは、臨場感が現実世界よりも映画の世界の方が高い状態であることのフィードバックです。

脳は、臨場感が高いコンフォートゾーンを選択するということなんです。

臨場感というのは、「ホメオスタシスのフィードバックが高い場所」のことを指し、自身が「コンフォート(快適)」だと思う場所に必ずホメオスタシスのフィードバックがかかるということです。

ゴール世界のイメージを高め、それが自分らしいと心から感じられた時には、映画をみている時のように、自分のコンフォートゾーンがそこにズレて、ゴール世界に生きるためのアウトプット=行動が生まれます。

そんなゴールを設定し、コンフォートゾーンがきちんとズレた時に、ビリーフシステムに変更がかかり、スコトーマだった部分にRASが発火し、新しいコンフォートゾーンにホメオスタシスのフィードバックがかかり、人生が今まで考えてもみなかったものに変わる。

このように自身の脳をハックし、行動選択をしていく。

そうすることで、実際に現状が変化していきます。

④ ゴール設定の条件

ゴール設定には3つの条件があります。

・現状の外側であること。
・want toであること。
・バランスホイールで複数のゴールを設定すること。

【現状の外側とは】

今のビリーフシステムで思いつくものは、全て現状。

現状は過去・現在・未来全てを包括しています。

これが定義です。

つまり、ビリーフシステム(重要性関数)に変更がかからないと描くことができない未来のことを現状の外側と言います。
もし今、あなたが設定しているゴールがあって、それは自分で考えたものであれば、それは恐らく理想の現状です。
現状の外側は、そんな理想の現状のまだ外側にある、スコトーマに隠れている部分です。
そこをコーチに脳を貸してもらい、一緒に設定します。

【want toとは】

want toは、誰に禁止されてもやってしまう、無意識下の本音の欲求のことです。

・報酬がなくてもやりたいこと。(人生を通底して)
・他人の評価や成果が存在しなくてもやってしまうこと。
・権威者に「やってはいけない」と禁止されてでもやってしまうこと。

こんなものです。
このwant toに関しては、幼少期に既に現れており、人生の中で何度も再現されてきているにも関わらず、それを認識できている人が少ないです。

承認欲求などとwant toを間違えないようにしたいところです。間違えると、ドーパミンが脳内に出ません。

want toの反対の言葉にhave toがあって、所謂「やらなければならない」というものです。

have toではなく、want toで生きた方が面白いということは、ここまで読んでいただける方であればお分かりになると思いますが、このhave to。本人がhave toだと認識せずにやっている行動であることが多いです。

セッションの中では、このhave toも取り除いていきます。

【バランスホイールとは】

バランスホイールとは、人生を8つの領域に分けて考え、それぞれにゴールを設定することを通して、ゴール世界の臨場感を高めていくものです。
また、複数のゴールを設定することで、仕事だけとんでもないゴール設定をして、めちゃくちゃやりまくって、家族大崩壊のようなことにならないように、人生全体を豊かにしていくという大切なものでもあります。

そして、バランスホイールそれぞれに明確な定義があります。

仕事人の役に立つこと(社会への価値提供)・お金を払ってでもやりたいこと
趣味人の役に立たないことで,want toであること
ファイナンスバランスホイールがまわるためのお金の出と入りのこと。使い道が鮮明に描けていることが重要。
健康バランスホイールがまわるための健康であること
家族家族からどう見られたいかということ
知性物事を知り,考え,判断する能力のこと
社会貢献自分の重要性の外に対してお金と時間を割くこと
人間関係どんな人物と関わりたいかということ

特に、仕事のゴール設定をする時に、
「仕事は社会への価値提供であって、お金を払ってでもやりたいことであること」
の定義に沿ってゴールを設定します。

ファイナンス(お金の入りと出)とは、区別することも大切なことです。

⑤ ゴール設定・達成をするために重要なこと

ゴール設定・達成をするために重要な概念の一つに「エフィカシー」があります。

エフィカシーとは、ゴール達成への自己評価のことです。
簡単に説明すると、「根拠のない自信がある」ということです。

ゴール設定をする際には、このエフィカシーの高い領域を探ります。これは、誰しも持ち合わせているもので、エフィカシーが高い領域でゴールを設定することで、臨場感も生成できますし、毎日が生き生きとします。

自身のエフィカシーの高い領域を自己認識がまだできていなければ、ぜひセッションでここを明らかにしましょう!生きやすさが圧倒的に変わります。

似た言葉にエスティームがありますが、これは、ポジションへの自己評価です。例えば、サッカーチームの監督だからとか、日本代表だからとか、大手企業の役員だからとか、そんなポジションに関わるものです。

これは、自分が積み上げてきたポジションがあるから自分が好き。という感覚のものですが、エフィカシーが高い領域でゴール設定ができると、こんな素晴らしいゴール世界に生きている自分って最高!となります。
これは、あくまで自己評価なので、エスティームのように他者の評価軸にありません。

だから、自分でコントロールできる最高の評価軸です。

⑥ コンフォートゾーンの境界線がどうやってつくられているか

最後に、コンフォートゾーンは、セルフトークによって創られています。

セルフトークがせるイメージを創り、コンフォートゾーンの境界線が創られます。一流のアスリートはこのセルフトークを上手く使ってパフォーマンスの限界を広げます。

自身で設定したゴール世界を維持するセルフトークを構築していくことで、臨場感も湧き、挑戦し続けることができます。

逆に言うと、このセルフトークを書き換えられなければ、ゴール世界に生きることはできないということです。

なので、コーチは、この介入を積極的に行い、セルフトークを書き換えていきます。

最後に

実際にここまで説明しましたが、難しく感じることが多かったのではないかと思います。

この理論をインプットすることで成果に繋がることはほぼ無いと言っても過言ではありません。

実際にこの理論を実践し試す。

僕たちコーチは自己適用と読んでいますが、この自己適用を通してゴール設定からゴール達成までの感覚を掴む。

僕の知る限り、この感覚を掴むしか、人間が変革する方法はありません。

これは、スポーツのスキル習得と似ていて、理論は分かっても実践できない。この状態だと、スポーツ選手としての質が変わることはありませんよね。

スポーツ指導をするとすれば、なお一層そうで、

例えば、ホームランを打ったことの無い野球指導者に打撃方法を習うのと、プロ野球のホームラン王から打撃を習うのとでは、選手の取れ高に大きな差分が出るのは間違いありませんよね。

だから、指導者自身がゴール設定からゴール達成までのマインドの状態を感覚として掴んでいること。

そして、それを背景にある理論も含め、言語化できていること。

これが最も大切なことで、僕らコーチは、このプロセス全てを認識していることをゲシュタルトを獲得すると呼んでいます。

このゲシュタルトを、本当に選手たちのことを心から思っているスポーツ指導者に絶対獲得してほしいと思って、このnoteも書いています。

何かピンとくる方はぜひ下の公式LINEにお気軽にご連絡ください。

匹田 恭平(ひきだ きょうへい)公式LINE

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